2013年6月29日土曜日

2013年6月のパフォーマンス

2013年6月のパフォーマンス
前月末比+0.80%
(日経平均:前月末比-0.71%)


まぁ何というか、逃げ惑っているのでパーセンテージは小さいです。

買いと売りのバランスは、常に買いのが大きくなるように調整していますが、
その中でプラスに持ち込めたのは良かったかな、と。

現在の持ち株は、

空売り銘柄①>ウェッズ>サンライフ>空売り銘柄②>薬王堂



薬王堂は今月結構損切りしました。

ウェッズとサンライフを足すと、空売り2銘柄分くらい。


まだしばらく様子見です。

2013年6月27日木曜日

女子高生でもわかる投資入門~16~



萌パパのようにバブルで痛手を負ったお年寄り達の中には、
未だに「株=危険」という認識の方も多いでしょうね。
私の両親もまさにそのくちです。

とはいえ、今の日本では投資から逃げ回ることは困難でしょう。

401kで強制的に投資判断を求められた人も多いのではないでしょうか。

401k、月々の掛け金はたいしたことはないかもしれませんが、
一生を通じて考えると、かなり大きな金額になります。

「わからないから逃げ回る」というのではなく、
一旦腰をすえて勉強する良いチャンスと捕らえてみてはいかがでしょうか。



いよいよ次回から、株についての内容に移っていきます。

2013年6月25日火曜日

女子高生でもわかる投資入門~15~



投資といってもたくさんあります。

マンガの中にも書いてますが少し見にくいので書き上げてみると、

株式投資(会社の株券を売買する)
債券投資(国債や社債を売買する)
不動産投資(土地や建物を売買する)
外国為替投資(ドルなどの通貨を売買する)
商品投資(金や石油などの商品を売買する)


外国為替投資としては、FXなんかが流行ですよね。
また、商品投資としては、商品先物をご存知の方も多いでしょう。

先物やFXはハイリスクハイリターンの危ない投資、という認識の方も多いかと思いますが、
両者は基本的に自己資金の何倍もの取引を行う「レバレッジ投資」を行うため、
どうしてもハイリスクハイリターンになってしまうのですね。

しっかりレバレッジを調整すればローリスクローリターンな投資にも出来ますし、
逆に株や債券であっても、何らかの方法でレバレッジをかけまくれば、
ハイリスクハイリターンにもなりえます。

レバレッジって何のこと?という段階のうちは、
FXや商品先物には手を出さないほうが賢明かもしれないですね。

2013年6月23日日曜日

女子高生でもわかる投資入門~14~




我々個人投資家がプロより有利な点はいくつかありますが、
大きな利点として運用額が小さいということがあります。

運用額が大きいと、どうしても小さな会社の株は買いにくいのです。
小さな会社、マイナーな会社だと、売りに出されている株が少ないため、
たった100万円程度買うにも一苦労です。
そんな株、どんなにいい株であったとしても、
運用額がとっても大きなプロは買おうとは思いませんよね。

一方、運用額の小さな個人投資家であれば、これくらいの株も十分投資対象になります。

これが、運用額が小さいことのメリットですね。


その他にもたくさん個人投資家のメリットはありますが、
それはまたの機会に!

2013年6月21日金曜日

女子高生でもわかる投資入門~13~



株で最も成功したバフェットさんの運用成績は、
年平均で20%ちょいとのことです。

「株」と聞くと、「半年で3億円」みたいなギャンブルを思い浮かべる方も多いでしょうが、
バフェットさんはそのような運用の仕方ではありません。

はじめは小さな雪玉も、コロコロコロコロとずーっと転がしていくことで、
(長期間複利運用することで)
いつかは大きな雪だるまになるわけです。

この「コツコツ方式」の投資法は、日本人にも受け入れやすい発想でしょう。

私も年20%での運用を目標に日々頑張っております。

2013年6月19日水曜日

女子高生でもわかる投資入門~12~





さて、いよいよ巨匠、バフェットさんの登場です。

バフェットさんの詳しい情報はこちらから。

バフェットさんはマンガにあるとおり、投資だけで莫大な富を築いた、
我々投資家の憧れの的です。

本屋に行けばバフェット関連本は溢れており、
初心者の方にも、ある程度経験のある方にも、参考になる内容は多いかと思います。

名言もたくさん残されていますが、私が特に気に入っているものを紹介します。



"ルール その1:絶対に損をするな。ルール その2:絶対にルール1を忘れるな。"

"リスクとは、自分が何をやっているかよくわからないときに起こるものです"

"分散とは無知に対するリスク回避だ"

"愚か者でも経営できるビジネスに投資しなさい"


このあたりですね。
私の投資指針はこのあたりにかなり影響されていると思います。

また、バフェットの神髄は「株券」を買うのではなく、ビジネスを買うという投資姿勢です。
この姿勢は本マンガの後半でもお伝えしていきます。

2013年6月17日月曜日

女子高生でもわかる投資入門~11~





年6%も金利がつく時代が日本にもあったんですねー。

まぁいずれにしても、年20%なんて普通に考えれば「あり得ない」数字ですよね。

ところが、決してあり得ない数字ではないんです。

私のようにブログで投資の成績を公表している人はたくさんいますが、
http://value-ranking.seesaa.net/
このブログでその成績がまとめられています。

昨年の結果を見てみますと、51個のブログで平均値は+55.1%だったそうです。

もちろん自己申告の値なので、ある程度は割り引いてみる必要があるかもしれませんが、
少なくとも+20%くらいは十分に上回っているでしょう。

さらに今年を見ればもっととんでもない数字になっているでしょうね。。。

自分は全然ですが。。。

2013年6月15日土曜日

女子高生でもわかる投資入門~10~




投資し続けるか引き出して逃げるか、これは非常に重要なポイントですね。
(私は今年はこの判断で大失敗をしてしまいました。)

今の100万円が30年後の2億円になるかもしれないわけですから、
それも踏まえた上で消費行動を考えていくことも時には大事になってくることでしょう。

投資の巨匠、バフェットさんも、妻が高額な家具を買った際に、
「そのお金を20年間複利運用したら・・・」とぼやいたそうです。

まぁとはいえ、2コマ目の金原先生や先程のバフェットさんのように、
先、先のことばかり考えて今を蔑ろにしてしまうのも幸せな人生とはいえないかもしれません。

バランスを考えて、納得のいく行動をすることが重要なんでしょうね。

2013年6月14日金曜日

ネガでもポジでもありません。

私が参考にしているサイトにhttp://myindex.jp/global_per.phpがあります。
世界中の株式市場の様々な指標(PER,PBRなど)を一目で比較できる便利なサイトです。
そこにあるデータをちょっといじって感じたことを徒然なるままに。

超長文なので簡単に本記事を要約すると、
・2013年4月の時点で、日本の株式市場は割安とは言えない状態。
・一方、これから流入しうる投資金余力はふんだんにある。
⇒割安ではないが上昇余地はまだまだある。
⇒上記を踏まえた上での投資判断をしよう。

というところです。

ネガティブな発言でもポジティブな発言でもありません。





2013年4月時点でのデータでは、(4月1日なのか末日なのかはわかりませんが。)
日本の株式市場の実績PERは26.3倍で世界で最も割高な数値です。
(世界の平均は16.3倍)

また、配当利回りは1.61%で最下位クラス(世界平均は2.55%)です。



PERと配当利回りのみを世界平均と比較すると、40%ほど割高です。
(4月の株価を40%引きすると、PERは15.8倍、配当利回りは2.68%になる)

当時の株価は13000円ほどですから、40%引きすると8000円弱。
アベノミクス相場が始まる前のが適正値であったように見えてしまいます。
(あくまでPERと配当利回りから判断すると)



一方、PBRは1.5倍で、世界平均の1.9倍を下回っています。
PBRの観点から見ると平均より割安であり、
これがPER、配当利回りの割高さを肯定する1つの材料になりそうです。

さて、当該サイトにはPERとPBRは載っていますが、ROEは載っていないため、
さくっと計算してみました。

その結果は・・・

予想通りだったのですが、日本のROEは5.70%で世界平均である11.66%の半分にも満たず、
群を抜いて世界ワーストワンです。

データが載っている46カ国のうち、EPSが赤字のためROEの算出できない
イタリア、アイルランド、フィンランドを除くと、ROEが一桁なのは日本を含め7カ国。
そのうち9%を切っているのは日本とオランダ(8.42%)のみ。

ワースト2のオランダですら8.42%ですから、日本の値がどれだけ悲惨かわかるでしょう。

一方、配当についてもう少し詳しく見てみました。

なんとなく日本は「配当性向が低い」というイメージがありました。
したがって、配当利回りの低さは配当性向の低さにも起因していて、
「余力」という点では捨てたものではないだろうと思っていましたが、
結果は、日本の配当性向は世界平均と同じ42%程度でした。

一方配当性向が高いと勝手に思い込んでいたアメリカは34%と、
世界平均よりもずっと低い値でした。


ということで日本の株式の平均ROEは5.7、配当性向は42%なわけですが、
これを世界平均(ROE11.66%、配当性向42%)と比較し、
長期的なBPSとEPSの伸びを比較してみると、


まぁよくある絵の通りですね。

当初BPSを両者とも100とし、ROE、配当性向はずっと一定。
EPSは配当金以外はすべて次期のBPSに組み入れて計算していきます。

ROE5.7%の場合とROE11.66%の場合を比較すると、
30年後のBPS⇒前者は265で後者は712。
30年後のEPS⇒前者は15で後者は83。

30年後にはEPSが5倍以上の差をつけるわけですから、
PERが同等であれば株価も5倍以上差がつくことになるわけです。

「ROEが高いまま持続するなんてあり得なくない?」という疑問もわきそうですが、


これを見るとあり得ない事もないことがわかります。

ここ30年を振り返ると日本は6%あたりをうろうろし、アメリカは12-3%程度をうろうろしてます。


とまぁこんな感じで、PER、配当利回りの観点からはとても割安とは言えず、
ROEが低いことから将来性の面でもあまり期待はできないです。
(あくまで市場全体を見ると)



続いてまったく別の視点から。

これまで割安かどうかという観点から見てきましたが、
割安であるかどうか、というのは「これから上がるかどうか」というのとは直結してないので、
「もう割高だから」というのは今後株価が上がるかどうかにはあまり意味のない発言です。
(「損を回避するため」という観点からは意味のある言葉であるとは信じてますが)

じゃあ今後株価が上がるかどうかを占う上で重要なことは何かと考えると、
まぁ単純な話で、全体の株価が上がるってことは全体の時価総額が増えるってこと。
全体の時価総額が増えるってことは市場に流入する金額が増えるってこと。
(直接現金が入ってくるのでも、レバレッジが大きくなるのでもどちらでもよい)

なので、投資に回って来うる資金余力がどれくらいあるか、
そしてその資金余力が現在の時価総額(現在すでに入っている資金総額)に対して
どれくらいのインパクトをもっているかってのが重要になります。


その辺の観点からデータを見てみます。


2013年4月時点での日本株の時価総額は2.9兆ドル。
ざっと300兆円ほどです。

世界No.1は当然アメリカで、時価総額15.1兆ドル。
ざっと1500兆円ほど。


これが現在の時価総額、つまり市場に流れ込んでる資金です。
(レバレッジで膨らんでる部分も含むので、純粋に投下された資金とイコールではないが)


続いて、この額に対し、今後流れて来うる投資額がどれくらいのインパクトを持ちうるか、
というところを見ていきます。

とはいえ、さすがにこれは難しい。

投資主体としては、つまり資金が流れてくる元としては、
個人、法人、外国人がメインになります。
日本株が数ある投資先の一つでしかない外国人の動向を読むのは相当に難しいので、
最も読みやすく、かつインパクトの大きな投資主体として、個人投資家に目を向けてみます。

つまり、現在個人はどれくらいのお金を持っていて、どれくらいを株式に振り分けているか。
んで、欧米並みの株式投資比率を投資余力として、その額がどれくらい現状の株式市場に
インパクトを持つか、ってことをざっくりと計算してみました。



まず、両国(および英独)の個人の金融資産を見てみるとこんな感じ。


日本の個人金融資産は1500兆円ほど(2011年末時点)。

一方アメリカは3758兆円。
1ドル77円で計算されているので、現在(2013年6月)の為替で換算すると4500兆円ほど。

この個人金融資産のうち、どれくらいが株式に向けられているか見てみると、
日本はわずか5.7%。
アメリカは31.6%。

金額にすると、日本は85兆円ほど。アメリカは1422兆円(現在の為替換算で)ほど。

もう一回両国の株式時価総額を見てみましょう。

日本は300兆円ほど。アメリカは1500兆円ほど。

もちろん1422兆円のすべてが国内の上場株式に投資されているわけではありませんが、
アメリカの株式市場における個人投資家の割合は日本よりもずっと高いです。


個人投資家が4割弱で保有主体としてはトップ。

投信も合わせると6割弱にもなります。

(アメリカ人でも個別株式を購入する方より投信を購入する方のが多いようです。)


一方日本はというと、85兆円ほどしか株式にお金が回っていないことからもわかるとおり、
保有主体としての個人投資家のシェアは20%弱です。


300兆円の20%で60兆円というところなので、国内上場企業の株に投資されている額としては
まぁ実際そんなものなのでしょう。


さてこれが現状なのですが、ここからは想定のお話。

もし仮に日本の個人金融資産のうち、株式の比率がアメリカほど(30%強)とはいわずとも、
英独なみ(10%程度)になったらどうなるか。

1500兆円の10%なので150兆円。
現状より65兆円ほど増えます。

時価総額に対して2割強ですから、これだけで株価を2割以上押し上げるパワーになります。
(全額が国内上場株式に流れるとすると)

またもし仮にアメリカ並みの30%になったとしたら。

450兆円程度と現状より365兆円(!)程度新たに株式市場に流れ込むわけですから、
(全額が国内上場株式に流れるとすると)
株価は倍以上になるわけです。

まぁ実際こんなことが起きるかというと起きないでしょうが、
「余力」という観点からはこれくらいは十分あるんですよ、というところです。

こういう意味での余力なんて20年前からずっと同じだよ、って反論もありそうですが、
この余力が実際に株式市場に流れてくるかどうかを大きく左右するのは、
「日本人の意識」にあります。

「株は怖い、危険」という考えでは絶対に欧米並みの投資比率にはならないでしょう。

この考えが変わるためには何かキッカケが必要になるでしょうが、
今回のアベノミクスはそのキッカケとなりうるものではないかと思います。

株式市場の上昇に加え、インフレ期待。

今後は特にインフレ期待が形になって表れてくることが重要かと思います。

あとは株式投資に対する知識不足、アレルギーもあるでしょうから、
微力ながら自分もマンガで少しは貢献していきたいですね。



さてさて、長々と暇潰しにデータをいじった結果を述べてきましたが、結論としては、
日本株はもう割安ではないが上昇余地はまだまだあるから、
それを踏まえて方針を考えよう、ってとこですね。

~売買記録~
本日含め今週一週間で先月末に一旦手放したサンライフとウェッズを購入。
買い:売りは4:3くらいで、買い越し額は総資産の15%弱くらい。
ということで、CPは気持ち的には85%以上と、まだまだ逃げ腰です。


暇潰しにお付き合いいただきありがとうございました。

投資は自己判断で・・・。

2013年6月13日木曜日

女子高生でもわかる投資入門~9~




4コマの中の表は見にくかったと思うので、ご参考までに。
























いや~、見ているだけでワクワクしますね!

2013年6月12日水曜日

裁判の傍聴に行ってみた~その4~

傍聴記事のラストです。

最後は午後一の案件、「新件」です。
本件は裁判員裁判対象の案件でした。


さて、本件は裁判員裁判案件なのですが、
そもそも裁判員裁判の対象となる案件は、

”裁判員制度が適用される事件地方裁判所で行われる刑事裁判第一審)のうち殺人罪傷害致死罪強盗致死傷罪現住建造物等放火罪身代金目的誘拐罪など、一定の重大な犯罪についての裁判である。”(Wikipediaより)

と定められています。


ということで、裁判員裁判である本件はよっぽど重い犯罪なのだろうと思っていたのですが、
罪名は強盗致傷罪とあまりインパクトのないものでした。

いや、それでも裁判員裁判の案件になってるくらいだから、
とんでもないものを盗み、とんでもない怪我をさせたのだろうと思い直したのですが、

盗んだもの:菓子パン1個(fromコンビニ)
怪我:かすり傷(コンビニ店長)

先日ついったーでアップした、私のふとももに出来た見知らぬ傷のがよっぽど重症でした。

んでもってさらに、被告人(の親)は被害者に対しかなりの額の示談金を支払い済み。
(その額の大きさにはかなり驚きました。)

これって「重大な犯罪」なのー??と疑問に感じましたが、
まぁ日本は平和ということですかね。



まぁ何はともあれ開廷。

裁判員裁判ということで、裁判官3人、裁判員6人の計9人が裁判官席に。

迫力ありますねー。

裁判員の方にも裁判官が着る服(ひらひらの黒いやつ)が貸し出されるのかと思っていたけど、
皆さん自前の服装でした。

6人は年齢も性別もバラバラで、20代の女性~50代のおっちゃんまで様々。


被告人は30歳で子供も2人いる、超さわやかイケメン。
派遣社員として真面目に働いているとのこと。


この日の流れですが、まず検察側、弁護側の双方が、それぞれ
「今後証明しようとする事実」を説明します。

双方10分程度ずつ。

裁判員裁判ということもあり、検察の説明はとっても丁寧でした。
今どの資料のどのページを説明しているかを逐一伝え、
難しい言葉はほとんど使わず中高生でもわかるような説明でした。

続いて弁護側の説明ですが、彼らの主張は、
「傷はたいしたことないし示談も済んでるので、執行猶予付きでよろしく」
ってとこですね。


その後休憩をはさみ、検察側からパワーポイントの資料を用いて証拠説明。

モニターに資料が移されるので、傍聴者もしっかり内容を把握できます。

やはり「新件」案件はいいですね。

検察官からの説明が終わり、次回の後半の予定を決めた後、閉廷となりました。

本件は事実に対する争いはないため、次回以降はもっぱら量刑の争いになるとのこと。


できることなら本件は追ってみたかったのですが、
さすがに予定が合わなかったので諦めました。



特にオチもありませんが、傍聴記録は以上です。

とにかく一度行ってみてよかったです。

できることなら中学生くらいのうちに来てみたかったなー。


まだ傍聴をしたことがない皆さんも、是非一度行かれてみてはいかがでしょう。

特にお子さんがいらっしゃる方は、お子さんも連れて是非。

夏休み期間中はツアーのようなイベントもたくさんあるようなので、社会勉強の一環にでも。

【裁判傍聴記事】
その1
その2
その3
その4

2013年6月11日火曜日

女子高生でもわかる投資入門~8~





複利のポイントは、増えた分を引き出さず再投資することにより、
同じ利率でも利益はどんどん大きくなるという点ですね。

100万が120万、120万が144万、144万が163万。

この複利のパワーは年数が経つにつれどんどん効果を実感することができるようになります。

2013年6月10日月曜日

裁判の傍聴に行ってみた~その3~

この記事の続きです。


1件目の審理の案件でまんまとじいさんに罠にひっかかり人間不信気味の私ですが、
続いて「判決」の案件を2つ連続で見ます。

ともに罪名は「覚せい剤取締法違反(+α)」でした。


1件目は男性被疑者。
ヤクザ風な怖ーいお兄ちゃんが来るかと思っていたのですが、
警官に伴われ入廷してきたのは40代前半と思しき紳士。

髪型も服装もきちんとしており、結構なイケメンです。
弁護士、検察官と並んでも違和感のない気品も醸しだしています。

人は見かけによらないとはまさにこのことです。


さて、裁判官も入廷し、起立・礼の後いよいよ開廷となりました。
本件は「判決」案件なので、開廷後弁護士、検察官がちょこっと発言すると、
すぐに判決の言い渡しとなりました。



「主文:被告人を~~に処する。」



ドラマでは見たことがありましたが、実際に法廷で見ると緊張感があります。


主文を述べた後、わかりやすい言葉で裁判官が被告人に判決内容を説明します。

その後、判決の理由を述べて、計7,8分というところで終了。





・・・と思いきや、まだ続きが。


判決を述べ終わった後、判決文を手元に置き、裁判官が被告人に直接語りかけ始めました。

この語りが何とも・・・。

判決しか聞いていない以上事件の詳細や背景はわからないのですが、
どうやら事故か何かで奥さんや息子さんを失ってしまったようです。

それで覚醒剤に逃げてしまったと。

それを踏まえた上での裁判官の語りがありました。


これは文字では伝わらないですね。

場の雰囲気、被告人の様子、そして何よりも裁判官の語りかけ方。


裁判官は一度も下に目を落とさず、じっと被告人を見つめたまま語りかけていました。

本当に暖かい、お父さんのような、包み込むような、そんな話し方でした。


裁判というのは単に罪を裁く場であるだけではないんですね。


もっと事務的な場かと思っていました。



事件の詳細を知らなくてもうるっときてしまったくらいですから、
もし経過も見ていて詳細を知っていたら・・・。





続いてもう1件の判決案件を見に行きましたが、こちらも裁判官のお言葉が良かった。


自分の1個上の女性(見た目は私より7,8個上に見えました)が被告人でした。

こちらはあまり同情の余地はなく、まだやんちゃしちゃってるだけ、って感じでしたが、
それでも裁判官のお言葉にはジーンときちゃいましたね。



判決案件、聞けてよかったです。
両方とも10分程度の短い時間でしたが、この2つのだけでも十分来た甲斐がありました。


「感動して泣けるからよかったー」という訳ではなく、
「心を動かされることにより考えるきっかけになった」ことがよかったですね。


また、もし自分が被告人のような立場に立ったらどのように行動するか。
本当に自分がその立場に立っても犯罪を犯さないでいられるか。

そんなことをお昼休みの間ぼんやりと考えてました。


あ、お昼休みですが、裁判所の地下にこじゃれた食堂がありました。
当然一般人も自由に入って食べれるので、せっかくなら食べてみるのもいいでしょう。


値段もリーズナブルです。

さて、次回(明後日アップ予定)で傍聴記事はラストです。

【裁判傍聴記事】
その1
その2
その3
その4

2013年6月9日日曜日

女子高生でもわかる投資入門~7~



複利の答え、皆さん合ってましたか?

自分も初めてこの話を聞いたときは、萌ちゃんと同じ回答をしていました。
ゲンドウさんに失望されちゃいますね。

でも100万を20%で30年運用すれば2億円以上になるなんて、
宝くじで1等を当てるよりよっぽど現実的で興奮する話ですよね。

2013年6月8日土曜日

裁判の傍聴に行ってみた~その2~

この記事の続きです。



まずは記念すべき初の傍聴となる案件です。

1件目は時間の関係上、罪名「窃盗」の審理案件。



開始時間の10分前に法廷に向かいました。

向かったはいいものの、どのタイミングで入っていいものか。
「もしかしたら10分前でもみんな勢ぞろいしてて、入ったら白い目で見られるかも・・・。」
とかなんとか思っていると、「傍聴者入口」の扉にのぞき穴がついていました。
(横浜地裁だけかもしれませんが。)

そこから中をのぞいてみるとまだ始まっている様子はなかったので、勇気を出して入室。
空いている傍聴席に座りました。


そこそこ大きな法廷で、傍聴席は45席。


10分前の段階ですでに着席していたのは私を含め4名。

時期が時期だからなのか(6月頭)、司法修習生が4名(男2、女2)、
検察官側と弁護士側に分かれて座っていました。


することもなくぼーっとしていると、開始3分前に裁判官入室。
特に掛け声もなく突然みんなで起立。
(書記官によっては、「ご起立ください」みたいに言う場合もあった)
ちょっとびっくりしましたが遅れることなく自分も起立、礼にて着席。
緊張感が一気に増してきました。


その後、被告人が警察に同行され入室。
70歳くらいと思われるじいさんで、手錠、腰縄という格好です。

開始1分前に弁護士が入室し、審理が開始となりました。

最終的に傍聴者は私含め7名になりました。



審理の大まかな流れは、
①前回の審議からの引継ぎ事項につき、検察官が意見を述べる。
②弁護士が被告人に質問。
③検察官が被告人に質問。
④次回予定の調整
といった感じです。



本件は「窃盗」という罪名ですが、ざっくり言うと
70過ぎのじいさんがスーパーで万引きした案件です。

んで、被告人はアルツハイマーにかかっていて責任能力がない、
ということを前回までの審理で争っていたようです。



①にて検察官は、被告人がアルツハイマーであることを否定しにかかりました。
まずアルツハイマーの定義を説明し、犯行当時の行動・言動から、
「被告人はアルツハイマーとは言えない」との論法です。


②にて弁護士から30分ほど被告人に質問がありましたが、
正直意味のわからない質問ばかりで、弁護士の狙いがよくわかりませんでした。
まぁ、当日の状況を詳しく詳しく質問して、調書と齟齬がないか、ってことの確認程度です。



ここまで聞き終わった段階では、被告人は確かに痴呆に近い発言も多かったですし、
高齢で一人暮らしのじいさんが、お金に困ってスーパーで食べ物を万引きした、
という悲しい事件である印象を持っていました。

もちろん被告人のしたことは犯罪ではあるけれども・・・って感じです。

自分が裁判員だったら、情状酌量して減刑の方向へ進めようという気持ちになったはずです。




ところが③の検察官からの質問で一気に流れが変わりました。


なんとこの被告人にはかなりの額の貯金があり、
その貯金は国債・オーストラリアドルへと投資されていたとのこと。
家は持ち家で、しっかり年金も受け取っている。

少なくともうちの両親よりずっとお金持ちでした・・・。


しかし、貯金通帳からはお金が引き出された痕跡がないということです。

このことから検察官は、「万引きは今回だけじゃないだろ!」
といった論調で被告人へ質問を始めました。


弁護士の質問には丁寧に答えていたのに、
貯金や投資の話が出たあたりから被告人の様子が急変し、
「わからない」という回答ばかりになりました。

終盤には大声を出して検察官を威嚇しだしたりもして、
(当然裁判官から怒られていました)
さっきまでの「気弱でかわいそうなおじいさん」という印象は吹っ飛んでしまいました。



以上、30分ほどの検察官からの質問が終わり(ほとんど回答は得られていませんでしたが)、
最後に次回の審理の日を相談です。

次回は検察官が精神科の医師を連れてきて、
法廷の場でアルツハイマーの診断をするそうです。



以上、1件目の傍聴記録でした。

まだ続きます。次回は明後日です。

【裁判傍聴記事】
その1
その2
その3
その4

2013年6月7日金曜日

女子高生でもわかる投資入門~6~




いよいよ本題に入ってきました。

まずは投資を学ぶ上で最も重要な概念、複利についてですね。

複利について詳しくない方は、是非4コマ目の質問の答えを考えてみてください。

2013年6月6日木曜日

裁判の傍聴に行ってみた~その1~

先日ひょんなことから裁判の傍聴へ行ってきました。

人生初の傍聴でしたが、とっても有益なものだったので、
記録に残しておこうと思います。


まずは傍聴に当たり基礎知識から。


【傍聴するにあたり、事前予約や手続きは必要?】
⇒予約どころか、身分証明書等の掲示や申し込み等も一切不要。
裁判が行われている時間(平日10時~17時くらい)に適当に行って、
堂々と裁判所内に入って、好きな裁判を見ればよい。

【傍聴の際の服装は?】
⇒普段着で問題なし。スーツだと逆に浮く気がする。(大きな裁判は別かもしれないが。)
自分はジーパンにピンクのシャツで行ったが何の問題もなし。
メッセージ性のある服装はダメらしい。

【裁判中の途中入出・退出は?】
⇒している人はたくさんいた。
大きな音を立てる等、審理の邪魔にならなければ問題なし。

【傍聴にはどんな人が来ている?】
⇒(目的はわからないが)常連さんもたくさんいた。(常連さん同士は仲良し。)
その他、大学生と思われる学生さんもちょこちょこ。
ホームレスのような身なりの人もいた。



では、以下私の訪問記録。


ひょんなことから横浜地裁へ傍聴に行ってきました。
横浜地裁はみなとみらい線の新日本大通り駅から徒歩1分の場所にあります。


こんな感じのとても立派な建物です。


ちょっと気後れしてしまいますが正面から堂々と入場。

入口には警備員さんがいますが、「お疲れ様です!]と元気に挨拶してくれます。

ジーパンにピンクのシャツという、明らかにひやかしの私にも丁寧に挨拶してくれ、
若干恐縮です。




さて、建物内に入ると、左手に掲示板があります。
ここに本日の裁判スケジュールが掲載されているので、まずは本日のプランを立てます。


裁判にはご存知の通り、民事裁判と刑事裁判があります。

前者なら弁護士VS弁護士、後者なら検事VS弁護士が通常の構図となります。



事前に調べたところ、民事裁判は書類の授受で終わることが多く、
傍聴するなら刑事裁判のがずっと面白い、ということだったので、
この日は刑事裁判を見てきました。


一口に刑事裁判といっても、大きく「新件」、「審理」、「判決」の3つがあります。

新件はその名の通り、初めて審議にかけられる裁判です。
従って、事件の背景やら細かく知ることが出来ます。

審理は2回目以降の公判です。
前回からの引継ぎ事項等を審議する場なので、「弁護士VS検事」みたいなのが見れるとしたら、
この審理の段階なんでしょうね。

判決はただ判決を述べるだけ。
述べるだけなんですが、かなりイイです。
後々詳しく述べますが、自分はこの「判決」が一番好きになりました。



以上のように3つのパターンがあるので、時間がある方は全部見てみると良いと思います。
新件や審理は1時間以上かかることが多く、判決は10分程度です。


私の場合はまず「審理」の案件を1つ、その後「判決」の案件を2つ見てお昼休み。
午後一で「新件」(裁判員裁判でした)を1つ見て、最後に「判決」を1つ見ておしまい。

全部見終わったのは4時ちょい前でした。



また、もう1つ傍聴する裁判を決める際に見ておきたい部分は、「罪名」です。
私が行った日は「覚せい剤取締法違反」がとっても多かったです。
「殺人」みたいないかにもな案件はありませんでしたね。



と、少し長くなったので今日はこのへんで。続きは明後日アップします。

【続き】
その2
その3
その4

2013年6月5日水曜日

女子高生でもわかる投資入門~5~



今回でようやく導入部分は終了です。

思い返してみると、自分も高校生の頃は株のことなんて全く知りませんでしたね。

初めて株について勉強したのは、ホリエモンが暴れまわっていた頃、
大学3年生くらいの頃でしたかねー。

萌ちゃんや理子ちゃんに比べれば3年以上遅れているわけですねー。

株の勉強を始めると経済全体に興味も出てくるし、
そうなると必然的に政治にも関心が沸いてくるものなので、
若いうちから株の勉強をすることはとても良いことだと思います。

2013年6月4日火曜日

女子高生でもわかる投資入門~4~





アメリカでは幼稚園から小学校でも
「アメリカ人はすべからく経済教育を受ける権利と義務がある」
と教育法で制定されているようです。


このような教育の差もあってか、日本とアメリカでは金融資産の内訳が大きく違います。






どちらの投資指針が正しいかをここで論じるつもりはありませんが、
日本の投資指針は「投資なんてよくわからないから安全に現金で貯金しておこう」
という方が多いために、このようないびつな割合になっているのでしょうね。

2013年6月3日月曜日

女子高生でもわかる投資入門~3~




投資とギャンブルの区別は難しいですが、
今後ますます投資の重要性が増してくることは間違いないでしょうね。

終身雇用や手厚い年金で守られていて、なおかつデフレの時代であれば、
「投資に手を出さない」という選択肢も十分ありでしょう。
むしろバブル崩壊後に限ってみれば、投資に手を出さない方が、
つまり、ひたすらリスク回避の行動を取っていた方が正解だったと言えるかもしれません。

しかし今やそのような安全な将来はなかなか望めるものではありませんし、
アベノミクス効果でデフレの時代も終焉を迎える兆しが見えてきています。

実際に、2013年に入ってから日本の株式相場はものすごい上昇を見せましたが、
投資に手を出さなかった人にとってはほとんど恩恵などなかったと思います。

恩恵がなかったどころか、円安による資産の目減り、購買力の低下で、
マイナス影響を受けている人の方が多いかもしれないです。

今後やってくるかもしれないインフレ時代では、
デフレ時代のような待ちの姿勢では損をすることが多くなります。

今回の株の上昇はその一端を示しているかもしれないですね。

2013年6月2日日曜日

女子高生でもわかる投資入門~2~




金原先生登場の巻でした。

これでいよいよ登場人物三名が出揃いました。

いよいよ次回から少しずつ本題に入っていきます。

2013年6月1日土曜日

女子高生でもわかる投資入門~1~



さて、いよいよスタートいたしました。

本作品の登場人物は、今回出てきた萌ちゃんと理子ちゃん、
そして次回登場する金原先生の3人です。

投資の「と」の字も知らない2人の女子高生が、
少しずつ少しずつ投資、主に株式投資について、学んでいく物語です。


しばらくは導入部分が続くため単調かもしれませんが、
温かい目で見守ってください。


応援よろしくお願いします!