2013年3月19日火曜日

今はターニングポイントか

連日の株高のせいか、景気のいい話も周囲から聞こえてきます。

さて、その株高ですが、海外投資家による「凄まじい」買いが背景にある、
と考えられています。

たしかに投資部門別の売買状況を見ると、海外投資家は昨年12月から3ヶ月で、
3.5兆円程買い越しています。

詳細に見ると、
こんな感じで、12月に大量に買い込み、それに飽き足らず
1月、2月もかなりの額を買い越しています。

ならば相当儲かったんだろう、とドル建て日経平均チャートを見てみると、
(彼らにとっては円建てよりも重要でしょう)



買い始めた12月こそ騰がっていますが、我々日本人個人投資家がかなり恩恵を受けた
1月、2月あたりは横ばいです。

1月、2月はただただ円安による影響がそのまま株価に反映された、
といった感じだったのでしょう。

ただ、ようやく3月に入り、円安がひと段落した中での株価上昇があったため、
ドル建てでもそこそこの上昇を見せています。
12月に買い越した分にはようやく利が乗ってきたところでしょう。



その結果、ドル建て日経平均株価はどの程度まで来たかというと、
5年チャートで見ると下の様な感じです。


地震発生直前とほぼ同レベルです。

この130ドルあたりが近年の壁になっているようなので、
これを超えていけるかどうか、というのが1つ大きなポイントなんでしょうね。



んではでは、海外投資家は今後さらに買い進めるのでしょうか。

今回のように、数ヶ月に渡って海外投資家が巨額の買い越しを行ったのは、
2003年5月~2004年4月(12ヶ月で約11兆円)
2005年7月~2005年11月(5ヶ月で約  7兆円)
2006年12月~2007年2月(3ヶ月で約  4兆円)
2007年4月~2007年7月  (4ヶ月で約  4.5兆円)
2009年12月~2010年1月(2ヶ月で約  2.7兆円)
2011年1月~2011年4月  (4ヶ月で約  3.6兆円)
こんなとこです。

今回は今のとこ3ヶ月で約3.5兆円。

最近の傾向からは、この辺りを超えてこれるか、というのがポイントになりそうです。


で、彼らは買い越した分をいつ売るか、といったとこですが、
こればかりはもちろんわかりません。

ただ、最近の株高を受けて、日本の個人資産も一層流入してきそうです。
(自分の職場でも株を始める人が出てきました。⇒イグジット先になる??)




さて、長々と書いてきましたが、自分なりの結論としては、
現在は
・ドル建て日経平均(⇒1つの節目となる値)
・海外投資家の買い越し金額
・12月に買い越した分に利が乗った(⇒いつでもイグジットOK?)
・日本人の新規個人資産が久々に流れ込んできそう(⇒イグジット先?)
の4つの観点から、ターニングポイントにあると思います。


この先さらに海外投資家が買い増し、日本の個人資産が流れ込んでくれば、
本当の株高になるでしょう。

逆に、このタイミングで海外勢が逃げ出したら、また元に戻るかもしれません。

ということで、もうわからないことだらけという状態です。

こういうときは大きく儲けるチャンスではありますが、
残念ながら自分は気が小さいため、ちょっと引いたところで見ることになりそうです。




売買記録

ウチヤマHD⇒半分程利確@2190くらい。+50%ちょい。
お遊び銘柄A⇒半分程利確。+13%ちょい。
お遊び銘柄B⇒全部売却。`5%ちょい。

なお、お遊び銘柄たちですが、直前の画面をキャプチャするのを忘れており、
売る2-3日前の画面しかありませんが、下記のような感じです。


今回の売却により、キャッシュポジションは60%を超えました。


0 件のコメント:

コメントを投稿